玉名ラーメン協議会
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玉名ラーメンとは?
濃厚な豚骨味が人気の熊本ラーメン。そのルーツは玉名ラーメンにあると言われる。玉名には中心部だけ
でも十数軒のラーメン屋がひしめき、昼時や休日は、長い行列ができるところも少なくはないが、その始まりは、一軒の小さな中華そば屋からだった。
1952年(昭和27年)、当時の国鉄高瀬駅(写真下)現在のJR玉名駅近くに、中華そば屋「三九」がオープンした。当時福岡久留米で繁盛していた屋台ラーメン店の玉名への出店は、その味に惚れ込んだ知人が熱心に誘ったからだったと言う。当時の玉名の町では、豚の骨を煮詰めた白濁スープの濃厚な味は新鮮で、すぐに評判となり、連日大勢の客で賑わった。当時の玉名店の話を聞きに、その四ヶ所さんを訪ねた。
「五十円もあれば食えるラーメンは当時大人気!いすが店外まではみ出すこともありました。当時の玉名にはネギがなくニラを代用したこともあってねぇ。また、あの頃は自家製麺を運び込むためにほぼ毎日単車で久留米まで往復していたんですよ。(写真下)いや~懐かしいなぁ」
開店間もなく「玉名に旨いものがある」と聞いて青年三人が熊本市内からやって来た。その三人が「三九」の味に感動し、その後熊本にそれぞれ「こむらさき」 「味千」 「松葉軒」を立ち上げた。それが熊本ラーメンの始まりとされている。 「三九」はなぜか三年あまりで玉名店をたたむが、玉名(当時の高瀬)に大きな食の足跡を残した。それから時を経て、玉名の各ラーメン店主たちの努力とそれを支えた玉名のラーメン好き達により、現在の玉名ラーメンへと発展した。
玉名のラーメン店では、ラーメンが出てくると、必ず「ニンニク入れますか?」と聞かれるが、好みで「はい」「いいえ」と答えましょう。
しかし、玉名ラーメン好きは当然ニンニクは「はい!」だ。
お近くにお寄りの祭は、どうぞ玉名ラーメン協議会各店の味を楽しみにお立ち寄りください。
玉名ラーメンを愛する者一同